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映画【トゥモローウォー】考察と感想!新しいタイムリープストーリー

自分の未来はどうなっているのだろうか?

それを知ったとき、自分には何ができるのか、何がしたいのか。

突然死に対する恐怖と向き合うことでしか生きられない世界に突入した主人公たちに未来はあるのか。

 

 

あらすじ

 

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「ジュラシック・ワールド」シリーズのクリス・プラットが主演を務め、地球を脅かすエイリアンと人類の戦いを描いたSFアクション。ある日、2051年からのタイムトラベラーが現代に突然現れ、人類は30年後に未知の生物と戦争になり、やがて敗北するという衝撃の事実を告げる。人類が生き残るための唯一の希望は、現代から民間人と兵士を未来に送り込み、戦いに参加することだという。その1人として選ばれた、元軍人で高校教師のダン・フォレスターは、まだ幼い娘のために世界を救うことを決意。優秀な科学者や疎遠になっていた父親とともに、地球の運命を変えるべく立ち上がる。

トゥモロー・ウォー : 作品情報 - 映画.com

 

 

見どころ1:新しい形のタイムリープもの、新ターミネーター

タイムリープといえば、現代世界に生活している人がひょん(?)なことから未来にいったり、過去に戻ったり、自分の価値観とは違う世界にいくことでいろんなすったもんだが発生し、物語を面白くしていく。はたまた未来から、または過去から現代世界に人がタイムリープきて、SF映画なら人類を脅かす!?でしょう。

本作では、未来から突然人がやってきて、「未来では地球外知的生命体に襲われていて人類が滅亡しそう」と助けを求められる、いうところから始まります。構図としてはターミネーターに近い
ターミネーターの説明は不要かもしれませんが、未来からAIロボット(シュワちゃん)が送られてきて、未来における人類の要となる人物を殺害しにくる。というSF映画ですが、トゥモローウォーは未来では人物 VS 地球外知的生命体 という戦争に対し、人物が滅亡しそうなので過去から人類を未来に連れて行って戦わせます。
つまり未来人から突然、徴兵され未来で戦争に参加させられるのです!怖〜。

これの何が新しいのかというと、人類を救うために”自ら”未来、もしくは過去にいって脅威となる生物を退治したり、事案を未然に防ぐ、ではなく、自分たちの実感のないところで戦争が発生し、さらには徴兵されタイムリープさせられます。条件を満たしている人物は強制的にタイムリープさせられますが面白いのは現代世界にも戻ってこれるのです(ネタバレになりますが条件あり)。
この条件がまたストーリーを面白くさせています。


見どころ2:圧倒的な映像クオリティ

監督が映像系のクリエイティブを作ることが得意そうなのでやはり見どころの一つとなりました。
SF映画ですし、”未来からくる”といったストーリーでもわかるように映像はかなり力が入っていました。


・現代世界 = 未来 のタイムリープ
・戦争時における爆発といったインパクト演出
・地球外知的生命体と対峙したときの迫力

どれもリアリティがあって、魅入ってしまいます。
特に3つめはアクターの演技力もあるかもしれませんね。まさに見えない敵と戦っているわけですから。笑
エネミーのキモさ、エグさは細かいところまで作り込んでいるように感じます。

好きなシーン迫力があったシーンとしては、よくあるビルの非常階段で(螺旋状のやつ)戦うシーンですね。先程言ったようにアクターにはエネミーは見えていない状態での演技にも関わらず、エネミーに目の前に迫られている状況はモニターごしでもちょっと怖かったです。


見どころ3:深みのあるストーリー展開

なぜエネミーが地球にやってきたのか、どうして戦っているのかは本作を観ていただいたほうがよいので伏せておきます。
どこに深みがあったのかというと、なんというかドラクエ3のような。ラスボス倒したのに裏ボスでてくる感覚ですかね。笑
もちろんそこに違和感がなく展開していくのもすごい。(正直「え?まだ続くの?」とは思いましたがストーリーとしては変ではない)

そして、なにより主人公の戦う動機であったり、現在=未来での周りのシチュエーションは驚きの連続でなるほど〜と何度も頷いてしまいました。

私自身は戦闘力がないので、戦争にいくと最初にやられるタイプではありますが(笑)、未来にいって出会いたい人物、出会いたくない人物、そうなりたい環境、行きたい場所、行きたくない場所、など映画を見ながら色々と想像や妄想が膨らんでいく映画でした。


感想:ただのSF映画にとどまらない超大作

アマゾンプライム独占配信?アマプラが制作したと思ってましたがそうではないのですね。なるほど納得のクオリティでした。
面白いよ〜というのをいくつかTwitterなどで拝見したので軽い気持ちで観たのが良かったのかな!?

見どころとしては、新しい形のタイムリープもの、新ターミネーター、圧倒的な映像クオリティ、深みのあるストーリー展開で2時間18分ありますが割と間延びせずに観れました。
ストーリーのコアな部分の地球環境に対する問いかけ、そして自分の人生&未来に対する生き方への問いかけ、みたいなところがSF映画だからできる、SF映画にしかできない、ただのアクション映画に収まらない面白い映画でした。
戦争ものなので少し残虐なシーンもありますが、ストーリー的には家族でみても良いのではないでしょうか。"

 

 

トゥモロー・ウォー

トゥモロー・ウォー

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