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【映画レビュー】「ナイブズ・アウト」はドーナツの穴を埋める映画

突然ですがなぞなぞです。

ドーナツの穴を埋めるものはな〜んだ??

 

答えは最後に書くことにします。

 

ナイブズ・アウトってどんな映画なの?

ミステリー?コメディ?といったレビューも目立ちますが完全にミステリーです。ミステリーもミステリーで、主役のダニエル・グレイグ(ブラン役)も途中からワトソンを見つけて「行こう、ワトソン君」と言い出す始末。

若干のネタバレで申し訳ないが、それも「真実に近づいたということだよ、ワトソン君」(←劇中でも言ってない)ということでご愛嬌です。

ざっくりとした概要に掲載されている程度のあらすじは、

85歳の誕生日を迎えた世界的ミステリー作家のハーラン・スロンビー(クリストファー・プラマー)が、その翌日に遺体で見つかる。名探偵のブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)は、匿名の依頼を受けて刑事と一緒に屋敷に出向く。ブランは殺人ではないかと考え、騒然とする家族を尻目に捜査を始める。

※引用:

解説・あらすじ - ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 - 作品 - Yahoo!映画

 ミステリー作家の殺人ミステリーを解いていく。1つではなく、2つの紐が絡み合ったような状態で物語は進行するのが特徴です。

ナイブズ・アウトのおすすめ見どころ

結論から言うと非常に面白かったです。いくつか見どころはあるとおもいましが個人的な見どころとしては2つ。

1つ目は、ジェームズ・ボンドではないダニエル・グレイグは、とってもチャーミングで、親近感がわきます。
ドラゴン・タトゥーの女」のミカエルの知的さも兼ね備えつつも、真実を追求するその純粋さはシャーロックホームズとも感じさせます。

2つ目は、そのシナリオテーマです。物語の大半はミステリー作家が住んでいた館で進んでいきます。そこに家族があつまり、警察官が調査に訪れ、ブノワ・ブランが真実に迫ります。真実という名の散りばめられたピースを組み合わせていくストーリーに引き込まれていきます。グロエロといったシーンもないので家族でみるのもおすすめです。

ドーナツの中心にあるものは何か?

冒頭のクイズ?(ドーナツのやつね)はちょっとなぞなぞしたかったというのもありますが、この映画の中心にあるテーマのお話です。

ミステリー作家の殺人ミステリーを紐解くサスペンス映画ということはおわかりいただけたと思いますが、その中心人物の信念です。詳しくは伏せますが、謎というドーナツの中心を埋める最後のピース(信念)がこの映画をこれまでのサスペンス映画から、まったく新しいものへと昇華させています。

 

サスペンス好きだけど、新しいサスペンスを求めている人にはおすすめです。

 

ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密(字幕版)

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  • 発売日: 2020/07/08
  • メディア: Prime Video
 

 


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