今日の栞

楽しいこと、新しいこと、気持ちいいこと

【おすすめ本】麦本散歩の好きなもの

人の秘密を知りたくないですか?

隠しておきたいことを観てみたくないですか?

 

麦本散歩の好きなもの

この本は、麦本散歩の理性ではなく、本性を書きあらわしたような本。だから取り繕ったようなことが書いておらず、沸き起こった感情をそのまま、包み隠さず表現されている。つまり、麦本散歩の日記のようなものなのだ。

自分の日記を誰かに読まれることを想定して書く人はいないだろう。だから自分だけがわかるように書くし、書き方も、起承転結も深くは考えない。
もちろんこの本は、読まれることを想定して書かれているのでとっても読みやすい。読まれることを想定しているはずなのに、読んでみるとなぜか麦本散歩の、家に帰ってすぐに靴下を脱ぎ捨てるような、特に悪くはないけれど、人によっては少し恥ずかしいと感じる生活感が書かれている。

 

麦本散歩のすごいところ

彼女はあらゆるところで僕を凌駕している。図書館に勤めていて、たまには仕事のミスをする。いや仕事のでき云々の話をしたいのではない。ミスは誰にでもある。ではなにがすごいのか。

彼女はミスをした日は自分を慰める方法を自覚しているのだ。僕にはその方法はない。というかあるのかもしれないのだけれど、最善策は見つかっていない。最近サウナにハマっているけれど行けずじまいでもある。いや、趣味の話ではなくストレス発散方法ということだ。社会人というのはみんな持っているものなんだろうか??皆目わからない。

 

麦本散歩の人生を垣間見る

同じことを体験しても、人によって受け取り方は違うし、湧き出る感情も違うわけで自分以外の感受性を本によって体験させてもらえることがあるということに2重の意味で感動を覚える本である。

読み終わったあと、いや途中からすでに「これは映像化してほしい」と、気持ちが湧き上がってきた久々の本である。するなら本田翼、浜辺美波といったところか。いやこだわりがあるわけではないのだけれど。あくまでイメージの問題で、キャリアウーマンとかそういうのじゃないことだけはわかっているのだ。うん。

 

読み終わったあと

ミステリーや、サスペンスでは味わえないワールドをぜひとも堪能してほしい。